こんにちは。
最近、つくば市のTX沿線エリアに子育て世帯が多く流入してきているのを感じます。
小・中学校の新設も進んでいて、2023年4月には(仮称)研究学園小学校、研究学園中学校、(仮称)香取台地区小学校、2024年4月には、(仮称)みどりの南小学校、みどりの南中学校が新たに開校する予定です。
感覚的には、市内で子育て世帯がすごく増えていると感じるのですが、実際は他の自治体も同じようなものなのかもしれないと思って、少し調べてみることにしました。
グラフ作成に使用したサイト
今回使用したグラフの多くは、統計局が提供している統計ダッシュボードから作成しました。
誰でも使えるのですが、統計情報を簡単にグラフ化できてすごく便利です。
ちょっとした調べものにはおすすめです。
データでみるつくば市の若年層の居住状況
さて、ここからはいろいろとデータで見ていきましょう。
年少人口とその割合の推移
上のグラフは、つくば市の年少人口(0~14歳)と総人口に占める年少人口の割合の推移を示したものです。
つくばエクスプレスが開業したのが2005年なので、そのあたりから30,000人を超える人口で推移していますね。
子育てに従事するのは労働者世帯ですので、働きに出られる立地条件でないと厳しいですが、つくばエクスプレスの新規開通により都心部へのアクセスが向上したことで、子育て中の親世代に選ばれる対象になってきたことが伺えます。
そして注目なのは年少人口割合です。
どれくらいが平均値なのかわからないと思いますが、年少人口割合が15%を超えるのは全国的に見てもかなり高いです。
これについては後で別のデータでも検証します。
レーダーチャートによる全国自治体との比較
上のグラフは統計ダッシュボードから作成したレーダーチャートです。
右側のレーダーチャートは、全国の市町村と比較対象とした偏差値を図化したものです。
こんなグラフが簡単につくれるの、おもしろいですね。
総人口、年少人口、0~4歳人口のランキング
左側の表で、まず目につくのは、Aの項目にある人口(自治体の総人口)の伸びです。
その増減率は5.77%【38位/1741】と全国トップクラスです。
また、先ほどグラフで示した、Bの項目にある年少人口は【84位/1740】、Cの項目にある総人口に占める年少人口の割合は【81位/1740】と、全国から見ても非常に高いランクに位置していることがわかります。
より年齢区分を小さくした、Dの項目にある0~4歳の人口でも【84位/1741】と上位にランクされています。
人口増加の要因① 他の自治体からの転入
増えている要因の一つとして考えらえるのは他の自治体からの転入です。
Eの項目に転入超過率((転入者数-転出者数)/総人口)を示していますが、【63位/1737】と全国上位クラスのランキングとなっています。
他の自治体からお引越しでつくば市を選ぶ人が増えているということですね。
人口増加の要因② 出生数の多さ
もう一つは、出生数ですね。
Fの項目にある市内で生まれた子供の数ですが、2,133人で全国ランクは84位となっています。
この出生数からも、つくばを子育ての地として選択している人が多いことが伺えますね。
ちなみに、Gの項目にある死亡数は、1,733全国ランク165位です。
差し引きがわずかですがプラスになっているため、トータルの人口増や年少人口比率の押し上げにも寄与していると言えるのではないでしょうか。
関東に限定した年少人口割合ランキング
上のグラフは、先にも挙げた年少人口(0~14歳)の割合について、関東の自治体にデータを限定してその結果を図化したものです。
つくば市は全国ランクでは81位とそれだけでも好成績なのですが、関東に限定すると6位とトップ10内にランクされます。
人口が多い自治体で、つくば市より上位に位置しているのは、印西市や流山市です。
これらも最近ではよく子育てしやすいまちとして地名が挙がっているのを見かけます。
つくば市も、それらと並んで、関東圏における子育て世帯に選ばれるまち、であるということの一端を示したデータなのではないかと思います。
まとめ
今回は、統計データを使って、つくばが子育て世帯に選ばれているのかを検証してみました。
想定していたとおり、全国的にみても年少人口関連については良好な数字が出ていることがわかりました。
若い人が多くなるとまちにも活気が出てくるので良いですね。
つくば市にはこれからも、子育てしやすいまちであってほしいなと思います。
コメント